蜘蛛女のキス~初日を終えて~

!!ネタバレあります!!!

何度でも言います。ネタバレしまくります。

だからブログで書いています。

ここを開いたご自身の意思で下にスクロールされる事を

再度思い出してください。

「見なけりゃよかった」「そこまでばらす?」

等の苦情は一切お受けできませんので悪しからず...



さてさて...

日付は2017年5月27日(土)。

まさに晴天。

晴天も晴天。クソ暑い。雲一つない青空。


都会の青空も綺麗なもんやなぁ…と

ぼんやり思いながら

新宿駅で捨てられた子犬(ほど可愛いモノではない)のような私を

いつもの笑顔でお迎えに来てくれた

奇跡の同担。


そのまま、まずはホテルにチェックインしに

六本木へ向かった。

ギロッポンギロッポン。」と騒ぎ続けて

都会行くとあるあるの上を見すぎて

首が痛くなる、鼻の中が黒くなるを

爆笑しながら到着したホテル。


身支度を整え、荷物をまとめた奇跡の同担の

カバンの中に双眼鏡がある事を知り

「いや、なんでやねん。4列目やぞ?」とまた大爆笑。


そう。なんと自分名義でGETした

貴重な貴重な初日のチケット。

実は4列目のしかもどセンター。


ここ3~4年前ぐらいから謎にチケット運が

急激に上がり

当たるし、わりかし良席が続いていたのだが

ここに来てもまだ続くかと

自分でも焦りを隠せなかった。


何度も何度も2人で「チケット持った?」を

確認しながらついに到着した

グローブ座。


あの線路沿いの道に出た瞬間

「懐かしい!!!」と思わず叫んだ。


私はグローブ座に行くのは

十数年前に行われたJohnny's film festa以来だった。

当時はまだピチピチの女子高校生だった。

当時は色んなGを掛け持ちで追いかけていた為、

大量の写真を購入するのに必死だったなぁ...なんて思い出が頭の中で巡っていた。


そんな思い出を1人で懐かしんでいたら

目の前に現れた「蜘蛛女のキス」の

特大看板。


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自担がこんなにデカデカと

このグローブ座に張り出される日がくるだなんて誰が想像しただろう。


もうこれだけで涙腺が怪しくなってしまった。


そそくさとグッズ購入を終えて

とりあえずは開場時間まで近くの

喫茶店にて小休憩。


パンフレットを広げ2人で

「うっ。」やら「はわぁっ」やらと

謎の言葉を発し続け、

え?今から私はこの舞台を見るの?

ほんとに?この人を今から見れるの?と

緊張がMAXに。


腹ごしらえにと頼んだ

小洒落た都会のフレンチトーストを

食べる手が震えに震え

ナイフとフォークをカタカタ言わせながら

開場時間を待った。


そして「よっしゃ。行くか。」と

気合いを入れなおして再度向かったグローブ座。


もうここまで来たら緊張とかなんなのかわからない感情に包まれてしまい

さっき食べたフレンチトーストが

リアルに出てしまいそうになった。


普段なら「観てきまーす!!!」などの

テンションアゲアゲなツイートをする所なのだが

座席に着いた瞬間にもう身動きが取れないほど緊張していた。


そして開演直前を知らせるブザーが鳴る。


ただ、ただ無事にこの初日を終えてほしい。

大丈夫。おおくらくんなら出来る。大丈夫。

とぎゅっと握りしめたハンカチと心の中で自担へのお祈りを続けていたらついに会場が暗くなった。


真っ暗な中にまずはモリーナ(渡辺いっけいさん)の声。

...ぶっちゃけ緊張しすぎてこの時点の台詞は

何も覚えていない。

たぶん映画の内容を語っていたのかな?と...


そして続けて待ちに待ったヴァレンティン(大倉忠義)の声。


真っ暗闇は続きただ2人の声だけが聞こえる空間。


不思議な空間にもうすでに

蜘蛛女のキスの世界に飲み込まれていた。


そして照らし出されたヴァレンティンとモリーナ。


脳内で「...あ。いる。おおくらくんがいる。」と当たり前も当たり前な感情が出た。


前にも書いたように

私はおおくらくんが存在しているだけ

元気に呼吸をしているだけで幸せな重症患者なため、

ただ目の前に大倉忠義がいるだけで

涙腺が崩壊しそうだった。


ただ、今回は舞台だから。と自分にも言い聞かせ溢れそうな声を必死に耐えた。


話は進み、最初は

モリーナが映画の話をヴァレンティンに聞かせる。それをヴァレンティンはベッドでゴロゴロしながら聞いている。


なに?ゴロゴロしてるの可愛い!!!

毛布に包まるヴァレンティン可愛い!!!!!!!


ズボンを脱ぎ白いトランクス姿になる

ヴァレンティン。

そのままベッドに寝転がるもんだから

こちら側からは見てはいけない部分まで見えそうで必死に覗き込むヲタク。


ももの裏可愛いっ!!!!!!!

いつもの事ながら毛が薄いっ!!!!!!!

見えそう!!!!!!!見えない!!!!!!!

を繰り返す時間。


そんなんだから話の内容はあまり頭には入ってこない。


最初はいがみ合っている2人。

言葉も荒く表情も何処かお互いに

貶し合う?ような蔑んだ表情。


...が気づけばモリーナの母性?のようなものが垣間見れる台詞や

徐々に心を開いているんじゃないか?と思わせるヴァレンティンの表情や行動。


途中、台詞を噛んでしまったヴァレンティンの眉間に皺がぎゅっと寄った所は

唯一、大倉忠義が出ていた。


そして、もうTwitterとかで騒ぎに騒がれていた「腸が千切れる」のシーン。


オートミールという食べ物を食べて

もがき苦しみベッドでのたうち回るヴァレンティン。


もう2016年1月17日よね。

あぁ...こんな感じだったのかな?って。

あの時は詰まってたけど今回は千切れるのか...って。

ベッドの端を必死に握りしめてる手。

涙溢れちゃいそうだったよね。


そりゃもう「腸」ってワードはどう考えても出すべきじゃないのに

それでも出してきた演出家さんにはほんと天晴れだし

笑いを堪えてる会場のお客さんも天晴れだった。(多少堪えきれてない人はいたけど...


からの漏らしちゃうシーン。

いや。それ見えるって。

なに?モリーナなんなの?

前世でどんな徳を積んだらヴァレンティンの

下の処理を出来るの?

なに?ずるくない?


なんて下衆な脳内はさておき...


たぶん個人的な感想だけど

ここで一気に2人の距離は近づいたんじゃないかな?と...

笑いを交えつつも、この一件を終えてから

2人の距離感というか心の中にも

何かが芽生えたように見えた。


そして幕間。


その時の自分の状況を言葉にするなら

「ほへー。」だと思う。


第1幕だけで疲労困憊。

脳内爆発。脱力感半端ない。

圧巻も圧巻。


とりあえず落ち着こうと煙草を吸いに行くが

まったく落ち着けずに着席。


「3回やね。」とお互いにやっぱり数えてたのかって驚いたけど

隣に座る奇跡の同担と自担の噛んだ回数を確認しながら

そのお隣に座る舞台中に「ひゃぁ♡」とか

「かっこいい~♡」とかを声に出してしまうかわい子ちゃんに聞こえるように

「いや、舞台やからな。声は出したあかんて。声は。ライブとはちゃうねんから声は出したらあかんやろ。失礼にも程があるでよ。ほんま。」と嫌味をデカ目の声で話すオババ2人。


それから終演までは声を出さずにちゃんと観ていた様子だったのでまぁそこはご愛敬と言うことで...



...とちょっと長くなりすぎる様子なので

一度ここで止めます。

続きはまたのちほど。

(それがいつになるのかは自分でも不明)